ぶ・ろ・ぐ @農~

Real HomePage 注文の多い果物屋

12/20/2005

断末魔

地球の大気が、叫びを上げて、のたうち回り始めた

ここ数日の寒波、猛吹雪のなかで、そんなことを思いました。
この星の大気の循環は人間によって滅茶苦茶にされたのかもしれません。もう手遅れのような気がします。どうでしょう?
地球温暖化というのは、こんなふうに、「記録的な」何々、というかたちで人間に次から次へと報復してくるのでしょうね。たんじゅんに暑くなるというだけではありませんから。

今日は屋根の雪下ろしでした。屋根にはだいたい腰の深さぐらい、吹き溜まりで胸の高さぐらいの雪が積もっています。量そのものは特に多いわけではありませんが、12月の半ばという時期としては異例です。あまりに早すぎる雪下ろし始めでした。



12/8/2005

ダメージ(つづき)

7日にようやく畑からすべてのリンゴを回収し終わりました。



わいせい台ふじは4本が根本から折れて完全に倒伏、成っていた果実のほとんどが売り物にならなくなりました。果実の重みと雪の重みに耐えかねた結果です。

また、倒れなかった木も枝が裂けたり折れたり、何らかのダメージを受けてしまっています。(右写真は6日撮影)






すでに収穫済みだった樹木もあちこちで主枝がバッサリやられました。太枝が折れてしまった木は7本もありました。

写真のとおり葉はまだ青々としています。ふつうなら、12月上旬はかなり黄変してパラパラと落葉するころですが、今年は葉っぱがまだほとんど落ちていないため、そこに大量の湿り雪が積もったせいです。秋の気温が高かったため落葉が遅れていたのが最大の原因だろうと考えています。温暖化の影響はこういう形でも出てきているのです。

上から「ふじ」、「王林」、「紅玉」。(7日撮影)



12/4/2005

ダメージ

3日から4日朝にかけて降った雪は40センチ以上も積もってしまいました。

リンゴの木が湿って重い雪であちこち枝折れを起こしてしまいました。12月の始めにこんな雪害が出るのは初めての経験。ふつうなら1月、2月に雪害が出るものです。果樹農家もみんな想定外!で、慌てふためいています。

そのうえ、フジりんごがまだ樹上に成っているので大変です。悲鳴!。。。わい性台樹3、4本がリンゴごと倒伏してしまいました。無惨だー。
今日と明日はめいっぱい働いて、雪の上での収穫作業を終わらせるつもりです。収穫しても道路まで運ぶのがまた重労働です。明日はまた雪の予報。



12/3/2005

積雪30センチ


ついに雪が積もりました。困った。まだ畑の仕事がいろいろ残っているので。
根雪になる可能性が強いですが、少しは解けて軽トラックが走れる程度にはなると期待しています。

11月の天候も最悪で、ふじの収穫と発送がいつもより遅れてしまっています。まだ来ないゾ、という方は今しばらく待ってください。上のグラフのとおり11月はほとんど毎日、多かれ少なかれ雨が降っていました。明らかに異常です。